top of page

「消えた美しいふしぎな虹」の光と闇

  • 執筆者の写真: Kayo Takahashi
    Kayo Takahashi
  • 2020年6月25日
  • 読了時間: 1分

更新日:6月15日

小川未明が書いたこの童話が、本当に面白くて、興味深い。


光と闇の強さが、はじめは同じくらいだったのに、最後には光が輝くことをやめ弱くなってしまい、闇がさらに活発になり強くなってしまう。闇の勢力が猛威をふるい世の中が不幸で一杯になる前に、光の勢力もなんとか一歩前に踏み出さないといけないのに、エンディングでは、光の勢力はただ諦めてしまった。そんな〜あんまりではないか。。。と後味の悪いお話。


闇の勢力が、強くなってゆくのと、光の勢力が強くなるのでは、闇の方がより早く強く成長して行けるように見えて、それはこれまでの地球の様子とダブって見えてきてしまう。そして自分の心の中の葛藤ともダブってくる。




これは小川未明の問いかけのように感じてくる。

戦後の日本から、未来に向けて、これでいいんですか?と言われているような気がする。

光の勢力は、元々闘いを好まない傾向があるのかもしれないが、光の戦士になるというのは、今まさに必要とされていることなのではないかと思う。光の戦士らしい闘い方があるし、果たしてそれは今の時代で言うと誰みたいなのか?どういう行動なのか?

なんの影響力も持たない私だけれども、自分だったら何ができるのかと言うことを考えている。


 
 
 

最新記事

すべて表示
もうすぐ南仏に行きます。

今年の夏は、南仏のエクサンプロバンスのフェスティバルにオペラ公演で衣裳デザインで参加します。 公演詳細は、こちら。(英語) 本番は2022年7月6〜22日となります。 今回は、モーツァルト作曲のオペラ、『IDOMENEO』の衣裳デザインに挑戦します。指揮はRaphaël...

 
 
 

تعليقات


bottom of page